年末にあたって思うこと

今年もあと数日を残す頃となりました。このHPをご覧いただいている全ての皆様に感謝申し上げます。「この一年本当にありがとうございました!」

さて、この一年を振り返りながら、最近特に感じていることの一端を書き記しておこうと思います。

政治や経済の事に関しては門外漢の私でも、今日の日本の現状に漂う「閉塞感」を強く感じています。

100人以上の従業員を抱える会社の社長でもあるご近所のKさんですら「一度は民主党にやらせてみたい」と期待した「民主党政権」は今や支持率は20%の体たらく。
本当に政権奪取を「真剣」に考えていたのか疑問です。「政権運営」に「不慣れ」などという言葉は通用しません。

普天間・子ども手当・高速道路の無料化・暫定税率の撤廃・農業個別保障・政治と金などなど公約との齟齬は明白です。突発的に発生した「尖閣」問題の対応のまずさ。
これを契機とする(と思われる)北方領土問題など、枚挙にいとまはありません。

とても印象に残っているのは「道路特定財源制度における暫定税率の廃止」。自民党政権下の参議院で過半数を制していた野党時代、一時は期限切れで廃止になった暫定税率、その後三分の二ルールで復活したものの、自らが政権党になるや「廃止」はしないと一転。・・・あの騒ぎはいったいなんだったのか・・・・

しかし、そんな状態でも「相変わらずの自民党」には戻れないというこの閉塞感。・・・国民の不満のはけ口として、民族主義的な考え方の台頭にならないよう、全ての国会議員は、緊張感を持って国政にあたってほしいものです。

一方、異常気象に象徴される「地球環境問題」。干ばつや洪水などにより穀倉地帯で被害が続出し「食糧危機」という言葉が飛び交っています。
しかし、どこのスーパーにも食料が山積みされている日本の現状ではなかなか実感がわきません。主食である「米」も余剰米が増加し、その処分の前倒しが議論されるなど、「食糧危機」という言葉に危機感はありません。

でも、ひとたび本当の「食糧不足」が発生すれば、争いが起こることは必然です。そして、その可能性は「地球環境」の」急速な変動によって、大きくなっていると強く感じます。

わずか200年余りで地球環境を変えるほどの「加害行為」を行った「人間のおごり」。地球上の他の生物にとってこれほど「迷惑」な存在はないと思います。
そう言っている私も「車」や「家」を持ち、「便利な生活」を享受してきました。ですから、今更「もっと不便な生活に戻せ」などとは言えないのですが・・・・

でも、「現在の利便さを享受しつつ、持続可能な社会を目指す」などということが可能とは到底考えられない状況になっていると思えてなりません。

「英知を結集して、100年先の生存の保証を真剣に考えるべき」と言いたいところですが、まずは「自給自足」を意識して、できるところから一歩を踏み出そうと思います。

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