ムクナ豆とはL-ドーパというアミノ酸の一種
「那須ムクナ豆ファーム」では日本在来種の「八升豆」と、アメリカでの改良種の「フロリダベルベットビーン」(以下FVB)の2種類を取り扱い、総称して「ムクナ豆」と呼ぶことにしています。
近年ムクナ豆に含まれるLドーパというアミノ酸の一種が、現在知られている中で最も多く含む植物であることが分かりました。
Lドーパとは、やる気の元といわれる脳内伝達物質であるドーパミンの前駆体であり、パーキンソン病への効果や、アルツハイマー認知症の予防や、軽減などが期待されています。
ムクナ豆
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生豆
焙煎きな粉
ミクロパウダー
39パウダー
自家焙煎珈琲
焙煎豆
ドリップパック
八升豆とフロリダベルベットビーン(FVB)の違い
「ムクナ」はMucuna prurienceという学名でブラジルでの呼称です。
インド・ネパール・中国南部・ラオス・ベトナム・ミャンマー・タイ・台湾などアジアや、北米・中南米・アフリカなど亜熱帯・熱帯地方に分布する蔓性植物で数百種類あると言われています。
台湾では「富貴豆」、アメリカでは「ベルベットビーン」、日本では「八升豆」と呼ばれ江戸時代には書物に登場しています。
那須ムクナ豆ファームでは現在日本在来種の「八升豆」と、アメリカで改良された「FBV]の2種類を販売しております。
八升豆
- 日本在来種
- 日本の気候に適している
- 莢表面の毛の色が白
- Lドーパ含有量4.5%(重量あたり)
- 豆の色は生成り色
FVB
- アメリカ改良種
- 栽培は可能だが、八升豆に比べると2週間ほど生育が遅い
- 莢表面の毛の色が黒
- Lドーパ含有量4.5%(重量あたり)
- 豆の色は生成り、黒、茶色、マーブル
味やLドーパの含有量にさほど差はないけど、それぞれに「良い」というお声をいただくので、2種類の栽培をしているよ!
当ファームのムクナ豆は化学肥料・化学農薬を一切使わない有機栽培で育てています。
ムクナ豆との出会い
妻が頚椎を痛めた影響で両肩・両腕に強い痺れと痛みが起きて困っていた時に、友人を通じて知った「ムクナ豆」を食べたところ、なんと30分で症状が解消したのです!
以来、私たち夫婦は10年間この豆を食べ続けています。
ファームの取り組み
2015年から始めたムクナ豆栽培は、当初生豆販売のみでしたが、2018年からは「きな粉」の加工販売、2021年からはミクロパウダーの販売を始め、より多くの方にお届けできる体制を整えています。
今後は医療現場や介護現場などでの補助食品としての利用をすすめ、困っている方達のお役に立てられるよう取り組んでまいります。
衰退する農業への思い
最近の農業の衰退・後継者不足は目に余るものがあります。
当ファームは「暮らしていける農業」「未来に続く農業」を実現するために、多くの農家や新規就農者が「ムクナ豆栽培」を取り入れられるよう積極的に取り組んでいきます。