27日朝9時にスタートしたSさんご夫妻との打ち合わせは、昼食をはさみ、10時間を超えるものとなりました。
9時からお昼まではご希望をお聞きしながら、ラフプランを作成。昼食は5年前にログハウスを販売、セルフビルドされた、那須街道沿いの蕎麦屋「味玄」さん。
味玄さんのログハウスは、115mmx178mmのラミネートログを使用し、間口12mx奥行10mと「大物」です。
多くの仲間が集うSさんご夫妻には、この広さがとても気に入ったようでした。
食事の後は昨年4月からセルフビルドされているSHOさんのお宅にお邪魔しました。工事は現在、外部のデッキ工事がほぼ完成の状況です。
SHOさんのログは8mx8mの2階建てで約34坪。88mmx155mmのラミネートログで、屋根工事までは私が請負い、その後の床張り・仕切り壁・天井張り・建具の取り付け・給排水配管・システムキッチン・洗面化粧台・便器・の取り付けなどの工事はご自分で行いました。Sさんご夫妻のお気に入りは天井の低い「ロフト」(約28畳の大空間)でした。
次にトーカン別荘地の長根尾さんのお宅にお邪魔しました。ちょうど、東京のご自宅から「復旧工事」の為に滞在中でしたが、快く、ログの中を見学させていただきました。
長根尾邸は高さが10mある「大物」間口10mx奥行10mです。115mmx155mmのラミネートログをセルフビルドされました。長根尾さんはログ組から屋根工事、内部造作工事、建具取付・設備一式工事など「完全セルフビルド」。私は一切手を出していません。・・・当時(10年前)は、私が手を出せるような規模・形状ではありませんでした。
Sさんご夫妻もこのログハウスに「圧倒」されながらも、いろいろお話をお聞きしていました。自宅にもどる途中、H邸に立ち寄り、外観を見学させていただきました。
H邸も115mmx178mmラミネートログを使用した間口11mx奥行9m、総二階建ての大物です。
事務所に戻り「現地見学」を踏まえて、間口11mx奥行9mのラフプランを作成しました。子供部屋の配置などをお聞きし、技術基準に照らして「案」を作成することにして、打ち合わせを終了しました。(午後7時)
本日まで三日で3プランを作成しましたので、今週末に見ていただこうと思っています。「地震に強い、安心なログハウス」を提案したいと思います。
先日、私が様子を見に行き、その状況を電話連絡したMさんご夫妻が地震後初めて、別荘の「片づけ」にお見えになり、お帰りの際お立ち寄りくださいました。
私は留守でしたが妻に「本当に、森さんのログハウスにして良かった。地震でもまったく被害がありませんでした。感謝しています」とお話されたそうです。
「ログハウスは、安心・安全で心地よい家です」と胸を張って販売・建築してきた私にとって、何よりもうれしいお話です。
これからも、お客様のご希望をお聞きしつつも、安全にこだわったログハウス作りを提案していきたいと思います。
貸別荘「ログキャビン彩」は、福島県いわき市から避難してこられた方々を16日以降受け入れてきました。この間、避難せざるを得ない状況を聞くにつけ、「何かできる事は」と、自責の念に駆られます。
しかし、今滞在中のHさんは「このことがあって、東京にいる子供たちと「那須」で再会ができ、その場を提供していただいたことに感謝しています」「少し落ち着いたら、また、再びこの場所で再開したいと」とお話下さいました。
また「危険があっても、商売をしているので、このまま「ずるずる」というわけにはいきません。お互い、頑張りましょう」と、励まされました。
まだまだ予断を許さない「原発問題」ですが、これからも何かできる事を「実行」していきたいと思います。
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