2月25日の荷下ろしから2か月半。S様邸ログハウスが完成しました!!
基礎工事は11月中旬に着手しましたので、それから半年。
全ての工事が終わったのが5月13日日曜日午後8時。その時、私は横須賀の自宅から那須に向かう車の運転中でした。
午後7時半に電話で大工の棟梁カクワさんに現場の状況を聞いたところ「今、廻縁が終わり、片づけて8時までには完了します」と。
翌日の朝、カクワさんと現場で状況を確認しました。通常ですと「ハウスクリーニング」をして完了なのですが、施主(の奥様)の「掃除は私がします」とのお申し出を素直にお受けし、これで、完了となりました。
S様邸完成に際してはとても感慨深いものがあります。
そもそも私がSさんご夫妻のご自宅をログハウスで建築することになることはありえない事でした。
というのも、以前の建物は新築して10年も経っていないものでした。
たまたま、3年前に一軒隣りにお住いのご両親のログハウスを手掛けたことから、Sさんご夫妻とは面識はあり、冗談で「次に建てるとしたらログハウス」などと話はしていました。
未だ新しい家で増築もされたばかりでしたので、私が生きている間に「ログハウス建築」などあるはずがなかったのです。
ところがあの震災で「半壊」。
補強・補修して住むことも可能だったのかも分かりませんが、「あの思いは二度としたくない」と建て替えを決断されたのです。
ご自宅が半壊したり、ご近所の在来住宅がかなりのダメージを受ける一方、ご両親のログハウスは「無傷」。
また、地震以降、ご両親のログに避難住まいしていて、感じるログハウスの心地よさ。
強さと住みやすさを実感されたお二人は「建て替えるならログハウス」という結論に至るまでそう時間はかからなかったそうです。
昨年、3月27日に初めての打ちわせを行いその後数十時間の検討を経て、9月に契約。しかし、地盤調査の結果、地盤改良が必要と判り、柱状改良(直径60cm、深さ5.5mで41本)を実施。
基礎工事は12月中旬に完了しました。
お二人の思いがいっぱい詰まったログハウスですから「できる事は自分たちで行いたい」「参加できる作業にはぜひ参加したい」との思いも強く、雪の中での荷下ろし・仕分け作業に始まり、断熱テープ張り、軒天・トリムボード塗装、トリムボード取付、デッキ床張り、室内床塗装、ストーブ置場煉瓦張り、玄関タイル張りと大活躍のお二人でした。(玄関タイルはこれから)
ほぼ毎日、お会いしていましたので、細部にわたる打ち合わせが可能で、その出来栄えには「大満足」のお二人。(娘さんの「はなちゃん」も大満足?)
完成間近のある日、ご主人が「森さん、本当に満足のいく家です。普通、家は3回建てないと満足は得られないと言いますが、私は2回目大満足です」という言葉がとても印象的でした。
私も大満足です!!(疲れもすっ飛びます!!)
多くの仲間に支えられ、また一つ大きな実績が積み重ねられました。
この場をお借りして、皆様に感謝申し上げます。
基礎工事などを担当した(有)高久工業さん、地質調査・地盤改良の(株)サムシングさん、大工の棟梁カクワさん、木澤電設さん、高久冷暖さん、足場の共和建商さん、平野板金さん、そして、いつも協力してくれるシルバーログビルダーの仲間たち長根尾さん、加藤さん、正能さん、工藤さんそして、工事期間中ずーとお茶菓子の準備をしてくれた私の妻。皆さん!本当にありがとうございました!!
さて、本日5月15日は私たち夫婦の29回目の結婚記念日と娘の彩子の28回目の誕生日です。
横須賀・横浜・那須と3人ともばらばらの記念日となりましたが、メールでやり取りをしてお互いの記念日を祝いあいました。
来年は是非一緒に祝いたいものです。
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