本年、貸別荘「ログキャビン彩」をご利用いただいた皆様、「那須ムクナ豆ファーム」の商品をお買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございました。
脱サラをして22年間。「公務員を辞めなければよかった」と思ったことは一度もありません。自分のやりたい事をやって「生活できる」事は、本当に素晴らしい事です。ひとえに、ご利用いただいた皆様のおかげと、改めて感謝申し上げます。
22年間離れて暮らしていた一人娘夫婦が、長年勤めていた会社を辞めて、那須に移住し、仕事を引き継いでくれることになった今年は、まさに、人生の大転換点でした。
来年からは、子供たちが「ログキャビン彩」(1st、2nd、山荘の3棟のログハウスの貸別荘)の運営を行いますので、これまで同様、宜しくお願い致します。
「那須ムクナ豆ファーム」の今年1年は、「現代農業9月号」(2023年8月5日発売)に私の寄稿文が掲載されたことで、例年にない売り上げを記録しました。雑誌に記載した「本年目標」も達成し、「暮らしていける農業」実現に向け、大きな1歩を踏み出しました。
なんといっても、全国250人余りに及ぶ農業の大先輩の方々から電話をいただき、色々なお話ができた事は、これまで経験のない素晴らしい出来事でした。さらに、その多くの方々が、ムクナ豆栽培に強い意欲を持っており、100名以上の方に種を発送しました。
「ムクナ豆」の存在をご存知の方は皆無でしたので、全国に100名に及ぶ栽培者が一気に出現したことになり、「ムクナ豆元年」と言っても良いのではないかと思います。
「流行りもの」の栽培を経験された方達からは、栽培農家が増えれば、価格が下がり、「暮らせる農業」の実現は難しいのではないかとのご指摘もありました。
私は、そうは思いません。認知症やパーキンソン病の予防の可能性を秘めるこの豆は、60歳以上の方は皆食べて良い物で、対象者は4000万人以上に上ります。また、栽培に手間がかかり、手作業も多い為、大規模化が難しいので、中山間地の農業存続にうってつけの作物です。
米作では食べられなくても「米」は日本の食文化そのもので、決して無くすわけにはいきません。米作を守りつつ、一部をムクナ豆に転作することで、暮らしていける農業の実現を可能にする取り組みを是非始めていただきたい!!
来年は、私の提案を実現していただける方とのご縁を結べるよう頑張りたいと思います。
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