ムクナ豆の栽培管理(3)

10月も中旬に入り、「最終的な収穫作業」を行えるよう、準備を始めています。「最終的な収穫作業」を始める際、棚に残っている房(莢)は全て収穫対象物にしておく状態がベストです。収穫した物すべてが、「商品」の「種(豆)」となれば、その後に続く作業(追熟乾燥・豆の取り出し・選別)に無駄が無くなるためです。

それでは、いつが「最終的な収穫作業」の時期か。私は、初霜があった後の週間天気予報で、朝の最低気温が3℃前後が続く場合は、翌日が収穫開始時期としています。未だ高い日と低い日が交互にある場合は、少し(霜が降りる回数が3回まで)待ちます。

具体的な準備作業としては①完熟する豆を見極め②塩茹で豆を収穫:未熟豆と莢の中身が1粒の物③余分な葉や蔓の剪定作業になります。(1粒入りの莢は、取り出す作業手間の割に「1粒」と効率が悪い事と、他の莢の成長を促す意味があると考えています)

ハウスの中を干場として使えるよう準備も始めます。収穫作業が始めれば、すぐに干し作業が続きます。私はハウスにφ19mmのパイプで棚を作り、上部から麻紐をたらし、干し柿を干す要領で房ごと吊り下げます。その為、房を切り取る際は、茎の部分をT型にしています。こうすると、干す場合も外す場合も容易です。

熟度の違いが分かります

もう少しで収穫対象豆になります
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