先日、前の職場の「仲間」の送別会に参加しましたが「異動の季節」だということは、すっかり忘れていました。
漏れ伝わるところによれば、在職中、最も困難でしかし、、最も充実した時間を共有したR女子とH氏・A氏が揃って管理職になったようです。
過去の事はあまり思い出さないよう、これからの事を大事にした生活を送っているこの頃ですが、労苦をともにした「仲間」の昇進などの話に接すると、本当に嬉しく心からお祝いを申し上げたいと思います。(少しあらためまして・・)
そして、その「苦労」のその時間を懐かしく思い出さずにはいられません。
市役所在職28年の中で月100時間を越える残業を経験したのは2回です。初めは昭和59年、2度目は平成5年で、どちらも「港湾部」に所属していました。
特に平成5年からの4年間は真さに人生に残る「忘れられない」役所生活だったのです。「港湾計画の変更」「海面埋め立てに係る漁業交渉・埋め立て出願書の作成」「TSL運行実験」「客船「飛鳥」の横須賀港誘致」などなど。
「人生これでいいのだろうか?」と真剣に考えた時期であり、また、第二の人生をはっきりと意識した時期でもあります。
この各事業全てを満足のいく結果に導いたのは「非力」な私を助けてくれた上記の諸氏及び当時の全てのスタッフ達の力でした。
皆さん現職ですから多くは語れませんが、いずれ「我が人生」なるものを残す機会があれば、大きなボリュームになる事は間違いありません。
ともかく、本当におめでとうございました!!
さて、22日から一昨日の29日までは久しぶりに「充実」した時が続きました。
22日には香川のBさんからGoサインを頂き、早速「最終図面」を作成、NIINIKOSKIに送りCAD図面作成を指示しました。また、岐阜のK氏とは図面を見ながら、電話でやり取りを続け、修正箇所を洗い出した図面を25日にNIINIに送りました。
一方、8月初旬建築開始予定の東京のAさんは4月中にプラン決定が出来ない場合には予定がずれ込むため、「着工が予定通りでしたらプラン作成開始リミットです」とメールを出しました。(通常はこのような「催促」はしませんが、今回は期日が迫っているため、あえて連絡をしました。私の商売の基本はあくまでもご本人の「希望の実現」をお手伝いする事です。)
すぐに「26日に打ち合わせに伺います」とメールがありました。Aさんのご都合で27日に初めての「プラン検討会」を奥様を含めた3人で行いました。
お持ちいただいたプランに、ログハウスの構造基準を当てはめ、また、実際に生活している場面を想像していただき、動線に則った使い勝手を考えていただきながらの修正作業は昼食を取りながら3時間余り続きました。
およそのプランが決まりましたので、Aさんのご都合をお聞きした上で、改めて打ち合わせをすることにしました。私は、打ち合わせ結果を盛り込んだ図面を作成し、29日の2回目の打ち合わせに臨みました。
ユニットバスやキッチン、洗面台等のサイズを決めて、それに合わせたログ壁の「出」や、収納スペースの確保、十分な「採光」、作業性の確保、建具の種類とデザインなど、一気に詳細図面の作成を行いました。午後1時から5時までの検討でほぼ完璧なプランを纏め上げました。・・・お疲れ様でした!!
この日のうちに図面を作成、NIINIKOSKIに送り、見積り依頼をしました。
プランの概要は、9mX9mで、棟の高さは約6m。2階の壁を80cmほど立ち上げ居住空間を広げるいつもの手法を採用しました。1階の天井高さは2.5m、2階は最高3mです。セルフビルド予定ですから、施工を容易にするため、吹き抜け部にも全て根太(ログ材)を通します。また、屋根勾配は5寸としました。
延べ床面積は約43坪。ログサイズは88mmx155mmラミネートログ。40fと20fコンテナ各1台。福島県西郷村の建築現場近くまでの輸送費用込みで税込み950万円。(1EUR=140円)(防腐加工土台・大引き、屋根材(アスファルトシングル)を含んだ概算価格)
(つい先ほどNIINIから見積りが届きました)
27日のお昼頃、Aさんとの打ち合わせ中にデッキにいたゴンが吠えています。窓越しに外を見ると、とても立派なキャンピングカーが止まりどなたか下りて来ました。(キャンピングカーの事は知りませんが、外国製で、よく見かける物ではありません)
その方曰く「あのーログハウスのことでお話ししたいのですが、HPを見ました」と。Aさんとの打ち合わせ中のため、「申し訳ありませんが、今は出来ません」と私。「じゃあ、昼食でもしながら待ちます。なん時頃伺えばいいですか?」と。・・・それでは、2時間後にということになりました。
Aさんとの打ち合わせを終えると、「その方」は、外で待っていられました。その方の名前はYさん。茨城からお越しいただきました。
「将来、ログハウスをセルフビルドしてみたい」「セルフビルドは、素人の私にも出来るか?」「プランは自由設計か?」などなど、奥様とお子さんを交えて1時間ほどお話をしました。
近くの現場であるKさんのログにお誘いしました。Kさんのログは外見上は「完成」ですが、内部は未だ床下や天井の構造がよくわかる状態です。到着するとKさんご夫妻が帰り支度をしているところでした。
お帰り間際にも拘らず、室内をご案内いただいたり、お褒め頂いたり、いつもの事ながら感謝!!
Yさんも実際の現場をご覧になり、ログハウス及びセルフビルドのイメージが少し鮮明になった様でした。「これから始まる現場はありますか」とのお尋ねに、Aさんが5月にはミニログ(既に私の物置に保管中)の建築に。8月には母屋の建築にそれぞれ取り掛かることをお知らせしました。
「是非、お手伝いしたい」と言ってお帰りになりました。その夜Yさんからメールを頂きましたが、「弟に今日のことを話したら、弟はログキャビン彩に泊まった事があり、森さんともお話をしたと言っていました」と。・・・う~ん!!・・・世間は狭い!!
具体的な工事日程が決まりましたら、お知らせする事にしました。セルフを志す方は、事前に「対験」することをお勧めします。
28日から29日に掛けて、先日メールを頂いていた埼玉のWさんご夫妻と楽しいひと時を過ごさせていただきました。「ログハウスの宿泊は初めて」ということで、キャビンにお入りいただく前に、2時間ほど美味しいコーヒーを頂きながらの「ブレイク」となったわけです。
初めてお会いするわけですが、Wさんが「HPをよく拝見しているため、旧知のような気がして、とても初めてとは思えません」と。そう言って頂けると、私もいつもどおりの「私」で気を使う事もなく、気軽にお話をさせていただきました。
年齢も同じで、特に奥様とは10日も違わないとか。これまでのサラリーマン生活でのご活躍の状況。今後の人生に対する取り組みの姿勢。など、お互いの情報交換を楽しくさせていただきました。私もサラリーマン生活に「悔いはなし」との思いで、第二の生活に入ったわけですが、Wさんも在職中は色々なプロジェクトの中心者としてご活躍されたようで、「やり遂げた」清清しさと、これからの始まりに対するす「わくわく感」を感じました。
無論、「珈琲のプロ」ですから、話題は当然「珈琲」にも向けられました。
とりあえず、私の「自慢の一杯」をミルで挽くところからご覧いただき、ご意見を頂く事にしました。最初の「豆」は、いつもの「珈琲工房」の鈴木さんからたまたま頂いた「少し苦めの豆(名前は忘れました)」。
Wさんご夫妻の感想は「これは、美味しい!!」・・・やった!!と心の中で思いました。「この苦味で、これほどすっきりした味わいはなかなか出せない」とのお話でした。
次いで、私たち夫婦が愛飲している2銘柄の内の一つ「高原のカフェ」(インドネシア・コスタリカ他)をお出ししました。翌日お試しいただいたもう一つの「ソフトモカブレンド(エチオピア・タンザニア他)」を含めどちらも評価は○でした。
「珈琲の入れ方など」のアドバイスは頂きませんでしたが、なにもおっしゃらなかったということは・・・・特に問題はなかったということか?と密かに喜んでいます。
翌日はKさんのご了解を得て、Wさんご夫妻を建築現場にご案内しました。NIINIKOSKIのログハウスが他のものと比べ何が違うのかを実際に見ていただきながら説明させていただきました。
お帰りの際に「必ず近い内にまた利用させていただきます」とお声を掛けていただきました。次回お越しをとても楽しみにしております。その際は、ベーコンなどご賞味いただければと思っています。
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