看板犬と看板鳥2

先日、当分「扶養家族」と書いた看板鳥のピーちゃんですが、今月に入り突然「独り立ちの気配」が見えてきました。はじめは電線に止まっていたピーが倉庫の屋根に飛んできて、足に掴んだ何かを食べているのです。

無論私があげた物ではありません。この時は「ふーぅん!自分でも何かを食べることができるんだ!」くらいに思っていました。と言うのも、その後も相変わらず食事の要求をしていたからです。

しかし、その1週間後、今度は田んぼの上空から倉庫の屋根に直接やって来たところ、足に大きな「何か」を掴んで、しきりに食いちぎっています。そういえば、その前日、ピーは1日食べ物を何も要求しませんでした。(北側の林の中に入るのですが、枝に止まったままで出てきませんでした)

いつも食事を与える杉の丸太にピーを呼ぶと(丸太を叩いて「ピー」と呼ぶと下りてきます)、その足には8cmほどのかえるを掴んでいました。これ見よがしにそれを食いちぎっては食べています。とっても美味しそうに!!

ついにピーは自分自身で食べ物を採る事を覚えたのです。なにやら「ほーっと」と、「巣立ち?」??

ところが更なる驚きはこの日の午後に再び起こりました。それは、上空高くピーが舞っているのです。これまでは「食事処」(丸太)と電線と自宅裏の林の中に居て、飛んでも200mはなれた乗馬クラブ(アドバンスホースパーティー)までで、その高さはせいぜい20mどまり。

ところがこの日は明らかに50m以上、しかも滞空時間がこれまでと比較にならないほど長いのです。更に「仲間の鳶」が7羽も一緒です。他の鳶に攻撃される事も無く(これまで、たびたび急降下をして来て、「攻撃」されることがありました)、本当に楽しげに飛んでいるのです。

この時の感動はかなり「大きなもの」で、心からピーに「おめでとう!!」と叫びました。と同時に仲間と一緒にどこかに行ってしまうことも覚悟しなければいけないとの思いも過ぎりました。

この日は、2月ぶりに横須賀に帰る日だったため、後はお隣のNさんにお任せしました。昨日夜中に戻るまでの4日間は気掛かりでしたが、本日早朝から屋根の上で「ピーヒョローピーヒョロー」と朝食の催促をするピーの声で目を覚ましました。

Nさんに不在期間中のピーの様子を聞いたところ、相変わらず食事を食べに来たようです。「がっかり」と「ホォッ!」と混在する複雑な心境です。そして、本日は朝晩2食しっかりワカサギとアジを平らげたピーでした。(本日もお友達の鳶と仲良く遊んでいました)

さて、愛犬のゴンちゃんは、5日ぶりに田舎暮らしに戻れ、朝からウキウキです。朝の散歩も久しぶりに松涛苑別荘地(先日引渡しをしたログハウスが建っている別荘地です)で川遊びを堪能しました。

胸まで水に浸かりながら、ボールを水の流れに落としては下流まで追いかけて行き、顔を水に突っ込んで銜え、上流に運んでは又落としと5回も繰り返しました。「一人遊びができる犬」なんてなかなかお目にかかれない。と思うのは贔屓目でしょうか?

そうそう、夕方の散歩は刈り取ったばかりの牧草地でしたが、モグラの穴を夢中で掘っていたゴンにいきなりピーが襲い掛かりました。以前に一度ボール遊びをしていたゴンに限りなく近づいた事はありましたが、今日は足でゴンの腰あたりにアタックしました。

ゴンの怒ったこと!!。吠えながらピーを追い掛け回しました、にも拘らず、今度はゴンの目の前5mに舞い降ります。一瞬「にらめっこ」ですが、すぐにゴンがダッシュ。飛び立った瞬間は地上すれすれを滑空しますから、もう少しでゴンの口が届きそうでした。

ピーとゴンの関係ははっきり分かりませんが、ゴンにしてみれば「お父さんがやたらに「ピー・ピー」と言ってかまっているやな存在」であり、時にはゴンのいるデッキと屋根との間1.5mを飛び抜けていく挑発的態度に腹を立ってている相手。ピーの方はゴンは明らかに他の犬とは違う存在で、いつもお父さんとお母さんと遊んでいて羨ましい存在。なんて思っています。

ゴンの散歩やボール遊びにピーがどのように関わってくるのか?これからも楽しみです!!

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