間一髪!!

26日の日曜日、ゴンの朝の散歩は自宅前の牧草地でした。いつもの事ですが、暫くボール遊びをしていると、何処からとも無くピーがやって来て、傍の楢の木の枝にとまり二人の様子を伺っています。

ピーはゴンの遊び道具である「テニスボール」が大好きで、最近は、近くのコートからこぼれて田んぼに落ちたボールを拾ってきては、鶏の運動場のネット上に置いていきます。

ひとしきりゴンと遊んだ私は、テニスボールを右手に持ってそれを天に突き刺すように高く挙げました。こうすると、ピーが飛んできてボールを足に掴んで取っていく事はこ容易に予測していました。

予想どおり、彼(彼女?)はすぐに反応してボールを「奪い」10mほど離れた田んぼの畦に下りました。ゴンのリードは放したままですが、これまでのピーとゴンの関係から、この距離ではゴンがピーを襲う事は無い(もし追いかけても、ピーが逃げる事ができる距離)と考えていました。

と言っても、ゴンは、今自分が遊んでいたボールをピーが握り締め、毛をむしっている様を見ているわけですから「頭に来ていた!」ことはその様子からも分かりました。

私が3歩ピーに近づくとゴンも尾っぽを下げながら1m近づきます。その都度「待て!!」とゴンを制止しながら、土手を登りピーの頭を撫ぜたその瞬間、ゴンがピーに飛び掛り羽交い絞めにしたのです。

「ゴン!!待て!!!」大声で叫ぶ私。ピーは羽根を大きく広げ、そのお腹の上にゴンが覆いかぶさっている状態。私の声でゴンは攻撃?を一瞬やめたその隙にピーはゴンを睨みつけながら、舞い上がり、先ほどいた枝にとまりました。

私は、その状況から、「咬んでしまった」と思いました。とりあえずゴンを家に連れ帰り、豚の細切れ肉を持って「現場」に戻りピーを呼ぶと、何事も無かったように飛んできて、いつものように肉を平らげました。

体をくまなく観察しましたが、出血も無く、その後も近くの電柱まで飛んで行きましたので、一安心。

今度は、自宅に戻りゴンの口を検査し、血液がついていない事を確認しました。結果的に、頭にきたゴンがピーを脅かしただけで済みましたが、まさに「間一髪」。

万一噛み付いていたら、ピーを失いゴンにも何らかの影響があったと猛省しています。

昨夜、横須賀から戻り、本日、朝からピーが元気に飛び回ったり、自宅前の電線にとまり「ピーヒョロー」と鳴いているのを確認。、夕方には細切れ肉を60g美味しそうに食べました。(私達が留守の間はお隣のNさんに「鶏」と「ピー」の食事の世話をしていただいています。現在、ピーは私達夫婦とNさんの3人の手からは餌を食べます)

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