私の田舎暮らし

9月20日にMYさんと売主ご夫妻が売買契約を締結し、無事土地の引渡し(所有権移転登記)が完了しました。MYさんとは別荘管理会社にも出向き、年間の維持管理費や水道加入金など購入した土地に掛かる経費などを確認しました。

その後、MYさんのご希望をお聞きしながらログハウスプランの検討を行い、ご希望を取り入れた第3案は先日作製し、早速郵送しました。来年のGWまでの完成をご希望ですから、なるべく早くプランを固めたいと思います。

この時期、貸し別荘は平日のお客様はほとんどありませんので、先週2~3日は畑仕事をしたり片づけをしたりと、少しのんびりしています。ゴンの散歩ではアケビや栗、むかごなどが気になります。真っ青な空にたなびく秋の雲、黄金色に色づいた稲穂、少しひんやりとした空気。

そんな時に、ふと「本当に田舎で暮らしているんだな~」と思うのです。

私が田舎暮らしを意識し始めたのは40代になってから、忙しい日々におわれる生活に「これでいいのか、我が人生」と、ふと思った時でした。それから数年の間、幾つもの偶然が重なって、だんだんと実現に向けて準備が整っていきました。

多くの方が田舎暮らしを希望しても、実現する方が少ないのは「いかに生活費を稼ぐか」に集約されていると思います。ここ那須でも2軒新しいお店が出来ると3件が潰れると言われるほど「商売は甘くない」のが現実のようです。

しかし、一方で繁盛しているお店も多くありますので、しっかりとした資金・事業計画と周囲の協力があればそれは可能だとも思えます。

私の場合の田舎暮らしは「生活費を稼ぐ為の居所」での生活であり、いわゆる二居所生活を実現した物です。

45歳で公務員を辞めると決めてから、実際に辞めるまで5年間を掛けました。この期間は車も購入せず、家族旅行もなし!(子供が大きくなり、旅行に行かなくなったという要素が大きいのですが)。「貸し別荘業」の為の2nd建築もこの時です。土地購入とログ建築でそれまでの蓄えを使い果たしましたので、この5年間でどれだけ貯蓄できるか、が重要でした。

夫婦ともに健康で、二馬力の収入がありましたからそれなりの資金を準備しましたが、商売の拠点となる土地や建物を手当てしなければならず、他方、自宅の住宅ローンの残債もあり、かなりぎりぎりの計画でした。(一人娘の彩子の大学4年分の資金も確保)

5年間の貯蓄と退職金で全ての借金を返済し、現在の住まいの敷地(約200坪)購入と事務所(ログハウス:28坪)建築を行い、収支トントンの0からの出発でした。(1年間ログハウスが売れなくても生活が出来るだけの蓄えは確保してありました。・・・妻が)

在職中は商売が出来ない為(公務員の兼業の禁止)ログハウスは販売ではなく、個人輸入のコーディネートという形で実績作りを行いました。部材が足りないときなどは「自腹」で手当て、全て「先行投資」と割り切りました。(個人輸入のコーディネートは全国に約15棟行いましたが、この時のノウハウが事業のスタートに大変に役立ちました)

貸し別荘もHPを立ち上げ(同僚に作ってもらった)、ある程度の実績を積み重ねました。

50歳で退職し5年が経過しましたが、妻と二人、のんびりとした田舎暮らしをベースにメリハリのある生活を送っています。妻と娘の理解が無ければ実現しなかった田舎暮らし。そして多くの方々の協力があって継続しているログハウス販売+貸し別荘経営。

脱サラを決断させたのは「やりたいことをやらなくて後悔するより、やって後悔する方がまだまし」との妻の一言でした。

「ログハウス」に特段の思い入れのある方で、ログ販売・建築・貸し別荘経営等に興味のある方はご連絡下さい。

ゴンの朝の散歩で

ゴンの朝の散歩で

秋の草刈が終わった牧草地

秋の草刈が終わった牧草地

白菜の苗100本を植えました

白菜の苗100本を植えました

収穫したサツマイモ

収穫したサツマイモ

本日の事務所とお隣のNZ邸

本日の事務所とお隣のNZ邸

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