身近な(国内)災害もなく、穏やかに開けた2025年ですが、世界を見渡せばロシアのウクライナ侵攻は終わらず、イスラエルの執拗・無差別な他国への攻撃は止まず、独裁国家の終焉が国内秩序の回復に向かうか見通せず、アメリカのトランプ政権が自国第一主義を掲げ、欧州での右傾化が強まり、中国が減速する経済に対する国民の不満を台湾に向ける可能性が高まる等々、戦後80年間保たれた「大戦無き時代」が終わる可能性に危機感を覚えています。
地球環境は、温暖化による異常気象が日常化し、世界の各地で「百年に一度の災害」が毎年のように起こる現状があるにもかかわらず、「際限なく、便利な生活を求め続ける」AIをはじめとする先端技術開発に必要と、より多くのエネルギーを消費し、さらに環境悪化に拍車をかける「なんと愚かな人類」と言えば、後期高齢者を目前に控えた年寄りのたわごとでしょうか。
人は、食べて排泄しなければ、生存できないわけですから、食糧危機になれば、生きるために争いが起きることは必然です。食糧自給率が極端に低い日本では、食糧安全保障にもっと真剣に取り組むべきと思います。
さて、本年に入って10日余りですが、ムクナ豆をご縁に交流が始まった方達とのメールや電話、それにお会いしてのやり取りが始まっています。まず、現役のお医者様で、私が販売するミクロパウダーを患者さんに「補助食品」として使用していただいているOさんからはお電話をいただきました。先日、お越しいただいた際にお渡しした「理化学研究所の論文」について、とても興味深いとおっしゃっていました。元々、ポリフェノールが認知症の改善や予防に役立つという研究に興味をお持ちでしたが、ドーパミンの前駆体であるL-ドーパをムクナから摂取する事は、より直接的な働きかけがある可能性が高い為、興味をお持ちのようです。患者さんへの使用とともに、予防のためにご利用いただければと思っています。
半年前に施設に入院中の奥様が言葉を発しなくなったことで、ミクロパウダーのご注文いただいたSさん。半年たった先日、施設を訪問した際、奥様が「こんにちは」と。一言ですが、声を出されたそうです。それが、ご主人にとってはとても嬉しかったそうで、感謝のお電話をいただきました。知人にも勧めたいとの事でしたので、試供品をお送りしました。
鍼灸師の方で、ムクナ豆料理に挑戦中のIさんからは、「新しいレシピができたので、一度見てください」と、メールを頂きました。以前、たまたま私が、Iさんの記事を読んだ際、一度にかなり多くムクナ豆を摂取していることが気になり、「多く摂りすぎているので、ご注意ください」と、つい、余計なメールを出しました。
ふつうは、「余計なお世話」と一蹴されそうですが、Iさんは「安全にこの豆を多くの人に広げたい」という私の意をお汲み取りいただき、新しいレシピを作る際にメールをくださいます。大変嬉しく感謝しています。今回も多くの新たな料理を拝見しました。
ムクナ豆の利用は、「機能性」を重視するか「食品としての利用」を重視するかによって、調理方法が全く異なります。機能性であれば、いかにL-do-pa を減らさずに加熱するかが最重要です。一方、安全に食べるためには、いかにL-ドーパを減らすかが重要です。
Iさんは、食品派ですから、L-ドーパ含有量が少ないムクナ豆があれば、時間を掛けずに調理ができると考え、昨年初めて栽培した「インド産ムクナ豆」の半乾燥状態の物を数Kgお送りしました。今後の展開が楽しみです。
インド産ムクナ豆の食歴は判っていませんが、知りうる限り5年程度は食べている方がいるようです。私たち夫婦も未熟豆を塩茹でした物を食べていますが、とても美味しいです。L-ドーパ含有量は30㎎/g程度と、八升豆に比べ3割ほど少ない結果でした。既に未熟豆で味噌を仕込みました。
今年の栽培に向けて、土壌改良資材としての「馬糞堆肥」を作る為、近くの乗馬クラブへ伺いました。ご近所の「アドバンスホースパーティ」が閉鎖して、馬糞の入手先が無くなっていましたので、新たな入手先を探していたところ、友人から紹介され伺いました。乗馬クラブに伺うと、丁度友人が乗馬を終えて帰るところに遭遇したため、一緒に行っていただき、ご挨拶ができました。その翌日には、軽トラダンプ1台分の馬糞が届きましたが、その際、ムクナきな粉を差し上げ、療養馬に使っていただく事になりました。「歩くのがおぼつかない馬」が「しっかり歩ける」ようになるといいですね!!
微力ながら、今年も「ムクナ豆は人類を救う」「還暦過ぎたらムクナ豆」を少しで多くの人に伝えていけるよう頑張ります!!
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