収獲および干し作業終了しました!

2025年11月27日、本年のムクナ豆(八升豆・FVB・インド・熊本晩生種)の収穫および干し作業が完了しました。収穫した量は、八升豆が収穫籠412ケース+生食用10ケース、FVB33ケースで、試験栽培中のインド10ケース、熊本晩生種4ケースでした。FVBは、未熟豆が多く、11月18日の最終収獲まで待ちましたが、20%程度の収穫にとどまりました。

8割が未熟豆という、今年のFVBの失敗の原因は「土づくり」をおろそかにしたことにつきます。これまでの栽培経験から、「馬糞たい肥」の利用を過信し、未熟馬糞たい肥を多量に使ったことで、虫の発生や初期の栄養不足で十分に株が育たなかったことが原因と思われます。

花が咲いても落下し、実が付かない。ツルの伸長が遅い。地際の茎の太さが例年の半分程度と、株全体に力がなかったため、11月に入って急速に実を充実させていましたが、例年より5日間ほど早いマイナス気温もあり、間に合いませんでした。

それに比べ八升豆は、完熟馬糞たい肥を使用し、土とよく混ぜ合わせ、畝も高くしたことで昨年の1.5倍以上の収穫量になると思います。虫害も少なく、低温による障害を受ける前に水分量が低下するほど熟していたため、品質もとても良いようです。

アブラムシの発生はありましたが、「コーヒー抽出液+ニームオイル+木酢液」を希釈した自家製液を噴霧することで、初めて虫に勝利しました。噴霧した葉の裏側が少し変色しましたが、苗の勢いが弱まることはなく、落葉もありませんでした。実のつき方も早く、10月に入ると開花やツルの伸長がなく、実に栄養が回るように熟度が増していきました。

さらに、根切り虫の被害を受けたものは、1月遅れで定植しましたが、こちらもギリギリ熟したため、未熟豆で終わったものが少なく、豊作となりました。12列ある棚のうち、1列は「トマト支柱の改良型」ですが、片側のみ7株を定植し、23ケースを収穫しました。1ケースで乾燥豆1.5㎏と仮定しても30㎏以上の収穫量となりますので、「試しにムクナ豆栽培」をされる方には、初期投資の負担が少なくお勧めです。

すでに協力農家さんからは、八升豆10㎏の納品がありましたが、選別も品質も申し分ない状態でした。生豆の在庫が無く、欠品状態なのでネットに収めた30袋分の乾燥豆の取り出し作業に入ります。

月末は、久しぶりに東京に出かけます。新幹線で70分ですが、よほどのことがない限り都会へは出たくありません。すっかり田舎の生活モードになじんでいます。

     

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