おもてなしの心に感動しました!!

先月末の事です。貸別荘のお客様もなく、予定もない1日、柴犬のゴンを連れ夫婦で会津若松に行ってきました。

田舎暮らしをしている割には、夫婦でドライブなんてこともなく、食べ歩きもなく・・・ただ暮らしている?という感じなので、ちょっとウキウキのドライブ・・・の予定でした。

第一の目的は昨年8月にした「お約束」の実行。インターネット上のコミュニティーサイト「趣味人クラブ」で知り合った「トドおじさん」が私たち夫婦の27回目の結婚記念日にちなんだ素敵なケーキをわざわざ持ってきてくれたのです。

この際、「近いうちに、お邪魔します」と約していましたが、実行されず、ずーと気になっていました。

道すがら、「大内宿」「とうのへつり」などの観光と、会津若松の市内観光・・・なんて考えていたのですが、出発したのがなんと11時。
いつもの事ながら、フットワークが悪い(人が係るととても軽いのですが、自分たちだけだと・・・)

初めは順調だったのですが、途中で道を間違え(カーナビが古いので、新しい道を示さなかった)、更に選んだ道が「通行止め」。
結局、到着したのは2時頃でした。

お店を構えている「トドおじさん」にご負担をかけてはいけないと、アポなしで、顔を見るだけのつもりで伺いましたが、結果的に、これがかえって大変な思いをさせてしまいました。

たどり着いたお店は休業日で、職人さんが入っていました。声をかけると中から奥様が。「那須の森と申します」というと、直ぐにお分かりになり、ご主人に電話をしてくれました。

「突然、お寄りしたので、これで失礼します。よろしくお伝えください」とお暇しようとしたのですが、「ちょっと待ってください」と奥様。
トドおじさんに電話を替わり、直接お話したところ「すぐに戻るのでちょっと待って居てください」と。

後でわかったことですが、この日は休業日ながら学校給食用のお肉を配達後、60年ぶりに川の底から現れた温泉に入り、2時から歯医者を予約していて、電話を受けたのはなんと、歯医者の駐車場に着いたまさにその時だったそうです。

私たちの為に、予約をドタキャンし(本当に申し訳ありませんでした!!)、駆けつけてくれました。

トドおじさんが自宅に戻ってくる間、私たちは昼食を「会津蕎麦:権現亭」で取ることにしました。このお店は以前からトドおじさんが商店街の会合などで使われていることを、メールの写真などを通して承知していましたの、「行ったら寄ろう」と思っていました。

ところが、ゴンちゃんを置いての食事には、屋根つきの駐車場が必要です。9月末とは言え、熱中症が心配です。

すると、その様子を見ていた奥様が知り合いの駐車場を確保して案内してくださったのです。

はじめてお目にかかり、しかも突然に押しかけた、にもかかわらずこのように心配りをいただき本当にありがとうございました。

お店に入って間もなくトドおじさんが駆けつけてくれました。私たちだけ美味しいおそばをいただきながら、幻の温泉に入ってきたこと、グッドタイミングで電話を受けたことなど、今日の出来事をお聞きし、お互いの再会を喜びました。

食事が終わって3時過ぎ、トドおじさんが「これからの予定は?」と言われるので、「鶴ヶ城でも見学して帰ろうと思います」と私。
すると、「1か所だけ付き合ってもらいたい場所があります」と。

トドおじさんの先導で約20分。到着したしたのは「窯元」でした。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この「酔月窯」のお店に入ると陳列ガラスケースの上にマグカップが何気なく置かれています。ちらっと見ると「トンビの絵」に「ピーコとまさひら」の文字が書かれています。

「えー!!トンビのピーコにまさひら(私の名)」・・こんな偶然があるんだなー・・・・この段階ではこれがトドおじさんの仕掛けとは気づかない私。

目をその先に移すと今度は「ゴン・あつこ」の文字と絵が・・・ここまで来ると「偶然の一致」はあり得ません。さらに「もも・あやこ」も。

そうです!!トドおじさんが昨年、私が「近いうちにお伺いします」と言った事で、来た時のお土産にと「絵と文字」を加え焼き物にして準備していてくれたのです。1年間以上「約束」を果たさなかった私の為に「いつ来てもいいように準備していた」・・・驚きと感動が入り混じったこの上ない気持ちになりました。

帰路、妻と「会津の人は本当に心配りと優しさであふれているね」と話しが弾みました。

トドおじさんと奥様には是非那須にお出かけいただき、「山荘」でゆっくり温泉に浸っていただきたいと思っています。

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