
日々の出来事を不定期で掲載しています。
2005年01月16日
新年の決意?
3日に那須に戻って新年初仕事は、ごみの片付けでした。O邸の建築に伴う木質系のごみの大半は現場で焼却しましたが、金物系のごみと職人さんに出した缶コーヒーや健康ドリンクの空瓶などその数300個!!種類ごとに分別し、排出しました。
お隣の「メリー」(ゴンのお友達)が自分の小屋に入らなくなって早4ヶ月。雪が降ってもどうしても入らず、外の枯葉をベッドに丸まって寝ています。「そのうちに犬小屋を作ってあげる」とメリーに約束をしていたため、新年のご挨拶もそこそこに丸1日を犬小屋造りに当てました。
50mmのエスレンフォームを挟んだ二重構造のログ壁風犬小屋にしました。が、メリーにはあまり気に入ってもらえませんでした。今でもほとんど外で寝ています。まあ、そのうちに使ってくれるでしょう。
7日に黒磯のO邸に伺いました。年末に片付けきれなかった焼却炉や燃えカスなどの「回収」です。もうどなたもいられないと思っていましたが、娘さんと娘さんファミリーがまだ滞在していました。約10日間のログ生活の感想は?「とても快適でした!!」「室温も25度くらいになりました」と言うことでした。・・・・う~ん!・・満足です。
娘さんの連れ合いさんも雪の降る中、片づけを手伝っていただき作業は小一時間で終了。・・有難うございました!!
8日には那須街道沿いのTさんの現場に助っ人にうかがいました。しかし、この日は「作業休務日」。しばし、お茶を飲みながら世間話に花を咲かせました。
この日までに4組の方々が我が家を訪れてくれました。まずは、大子町のOさん。半年振り?でしょか。「暇ができたから遊びに来ました」と。最近のご家族の様子や「農業の事」「ログハウスのこと」「特にバイク用のガレージをログで建てること」などが話題に。今年はとてもおめでたい事もありそうです。
次いで従妹のNファミリーが突然やってきました。彼女と最後に会ったのは数年前?・・・「温泉に来たので寄ってみた」「夫は将来田舎暮らしを希望している」などなど。そういえば、彼女も連れ合いさんも私と2つ違いで50を過ぎたところ。
この頃になると、皆さん「第二の人生のあり様」を考えるようです。那須の土地事情やログハウスについて話をしました。彼女の父すなわち私にとって「叔父」には生前大変にお世話になりました。私がログハウスに興味を持ったのも「大工」だった叔父の影響があったのかも知れません。
ログ建築中のNさんは、年始に那須に来て、一度東京の自宅に戻り再び戻ってきたようです。・・・今年も元気なNさんです!!
昨年末近くに荷下ろしをしてセルフビルド中のKさんご夫妻がご挨拶に見えました。こちらから伺うべきなのですが・・恐縮です。今年もどうぞ宜しくお願い致します!!
10日の「成人式」に合わせて、9日の朝、再び横須賀へ戻りました。慌しくあいさつ回りをこなし、ほっとしていた11日、岐阜の旧友K氏から「今年中に建てる。プラン案をFAXで送るから」と、電話がりました。
これまで2度ほどプランを検討していますが、「とりあえずの最終案」が出てきました。相談した結果、7月末着工予定で段取りをはじめます。
今年の営業目標はログハウス販売10棟、ログキャビン彩の稼働日数前年比20%UPです!!また、毎週「水・木」は休業日と決め、日常生活にメリハリをつけようと思います。
本日16日那須は雨でした。この時期の「雨」は初めての経験です。・・・「地球温暖化」の文字が頭を過ぎります。・・・今年は悲しい出来事が少ないと良いのですが・・・
2005年01月03日
新春のお慶びを申し上げます!!
新年明けましておめでとうございます。
本年も旧年に変わらず、いや増してご声援の程宜しくお願い申し上げます!!
30日にキャビンご利用のお客様をお迎えした後、7時過ぎに横須賀に向け出発。年末年始の「諸行事」をこなして、新年3日の本日午後2時過ぎに那須に舞い戻り、2ndのお掃除を済ませました。(本日お泊りのお客様をお迎えするためです)
1stご利用のMさんファミリーは昨年・一昨年6日連続泊。年末や夏以外にもご利用いただいている「大得意様」。ログキャビンの隅々までご存知ですから、安心して横須賀に戻れるわけです。2ndは初めてご利用の方でしたが、何かあってもお隣のMさんファミリーがいてくれるので心配無用。・・・お客様なのに・・・すっかり頼りにしています。
先ほどMさんファミリーのご長男から「無事我が家に到着しました」と、連絡がありました。「今年の年末も宜しく」とも。
那須街道沿いのTさんのログハウス現場は、本日既に作業が始まっていました。事務所に戻る途中現場前を通りかかるとそこにはTさんの愛車が止まっていました。
お年始の挨拶を兼ねてお寄りすると、ユニットバスの組み立て中でした。いや~!!今年は「力」が入っています!!
今年は春までTさんの現場通いが続きそうです。無論「営業」を兼ねてです。
年末は29日に黒磯市のO邸の引渡しを行いました。28日に大工さんの工事と室内の清掃は完了していましたが、外付けの階段の一部と温水ルームヒーターの取り付け工事を大雪の降る中行いました。
一週間ほど前に事務所に届いた「暖房機」の梱包を見た時点で、私はそれがFF石油ファンヒータだと思っていました。
以前から「FF暖房機をつけたい」と言うお話は聞いていましたので、勝手に「ファンヒータ」だと思っていたのです。
「暖房器具を買ったのですが、系列店舗が栃木県にないので、工事をお願いできますか」と連絡をいただいたときも、60mmくらいの穴を空ければ事済むと勘違いし「大丈夫です!もし、出来なければこちらで業者を探して頼みますから」と気軽に返答をしました。
ところが、梱包を解いてみると、「室内機」「屋外機」「コンセント」・・・???。説明書を読んでみると、屋外機で石油を気化燃焼させ高温の湯を作り、それをパイプを通して室内機に送り、その「熱気」をファンで排出する仕組みの暖房器具でした。
工事としては、送水・湯管の取り付けとリード線の取り付け、電気配線、それに石油タンクから屋外機への配管と言ってしまえばそれほどでもないのですが、「初体験」の私にとってはかなりの「問題」でした。
しかも、接続配管が2種類共に入っていなかったのです。(φ8mmと3/8インチ銅管は特殊でホームセンターなどでは手に入りません)
たまたまOさんからお電話をいただいた際、「接続管が入っていませんでした」とお話をしたところ、早速購入店に連絡され27日の配送をしていただきました。
29日からご家族でご利用予定の「ログ」ですから、万が一にも暖房器具が使えない状態には出来ません。そこで、私は独自にパイプと施工業者の「探索」を開始しました。銅管は、行きつけのGSで「本社にあります」と言うことで27日行ってみると「径」が異なっている事が分かり×。たまたま現場に来たログビルダーの緑川さんに頼むと、すぐに義理の弟さんに電話をしてくれ「28日に事務所に届けます」ということになりました。施工業者に関しては「この時期、年内施工は無理です」と相手にされません。
27日に購入店から届いたパイプは「室内用」で、必要とする物ではありませんでした。Oさんからは「29日に改めて送るよう手配済み」と連絡がありました。
しかし、「当日の到着」はとても不安です。(一度も施工した事がないのですから)
28に届いた「緑川さんご紹介」の銅管もφ10mmで、使えませんでした。もう、29日を待つしかないか・・と思いながら、ごみの片付け作業をしていると、電気工事のOさんがBSアンテナを取り付けるために現場にやってきたのです。
事情を話すと、配管をノギスで確認し、「家にあるかもしれませんから、戻って探してみます」と言っていただけました。そして、28日午後8時過ぎにOさんは2種類の銅管を事務所に持ってきてくれました。
これで部材は揃いましたが、もう一つの問題は「フレア加工」です。私は初めて聞く言葉でしたが、施工マニュアルにそう書いてありました。
いつも頼りにしているセルフビルド中のNさんに連絡してみると、「加工する道具を持っているので、帰宅途中に持っていく」ということになり、29日を迎えたのです。
29日は、この冬初めての本格的な雪が朝から降り始めていました。「お昼くらいには行きます」とOさんからはご連絡を受けていましたので、何とか見えるまでに少しでも部屋を暖めてあげたいと思い「朝食抜き」の作業となったわけです。
脚立を両側に立て、コンパネを掛け屋根を作り雪を防いでの作業です。作業は配管のフレア加工・接続・Fケーブルの接続・リード線の接続・不凍液の注入・空気抜き・試運転と思いのほか順調に進み、11時前には運転開始となりました。
その後、階段の一部を手直ししたところにOさんご家族が到着されました。・・・絶妙のタイミングでした!!
この「ホットマン事件」(暖房器具の名称です)のため現場周囲の清掃作業は年越しとなり、少し残念(出来れば年内に完了させたかった)ですが、雪のお陰で見苦しさは「緩和」されました。
そうそう、「販売店」からパイプが届いたのは29日午後7時でした。
・・・慌しかった年末ですが、もう随分「以前」のような気がします。ただ、事務所周辺の残材「現場から持ち帰ったごみ」をみると・・・・・

29日11時頃

階段からロフト

対面式キッチン

リビングからキッチン

ロフトから玄関

ログハウスと同時に輸入したテーブルセット
2005年01月01日
安岡章太郎さんのこと
「安岡章太郎さん」のお名前を知ったのは、今年の夏でした。
この一事をもってしても、私が全く「文学」に無知であり、その世界に「無縁」なそして、常識にもすこし欠ける人間であることを公表する事になってしまうわけですが、安岡さんのご了解のもとあえて、ご紹介させて頂きます。
安岡さんの娘さんから、「ログキャビンの宿泊に興味があります」とメールを頂いたのが事の始まりでした。
「オーナーコース」に申込みをしようか迷っているが、父は「申込みしなさい」と言っている。というようなお話でした。
オーナーコースは、各棟5人を限度に年間で10日間をご利用頂ける方法で、今迄に申し込まれた方はいませんでした。
申し込まれる側から見ると、「目に見えない相手に前金で10日分の利用料金を支払う」事に相当の「覚悟」が必要と思われますが、迷う事なく「申し込みなさい」と言われた、「父」にある種の興味を覚えました。
娘さんとの2度のメールでのやり取りの後、初めての「オーナーコース」をご利用頂く事になりました。
とりあえず7月中旬に3泊。その後は8月下旬にまとめてご利用頂く事にしました。繁忙期をわざわざ避けてのご希望に「気配り」を感じた事を覚えています。
さて、はじめのご利用が終わった後、帰宅後直ちに「とても気に入りました」とメールを頂きさらに、その翌日「礼状」とともに最新の著作「戦後文学放浪記」(岩波新書)が我が家に送られてきました。
本には、私宛てに御本人のサイン入りの短冊が入っていました。ここで初めて「安岡章太郎」さんご本人である事が判明したのです。
と言っても、はじめに書いたとおり、私は存じ上げなかったのです。
その後、いろいろな場面で「安岡章太郎」の名前を見聞きするにつけ、いかに自分が無知であるかを強く感ぜざるを得ませんでした。
存じ上げなかったことをお伝えしましたが、意に介せず、「次回の那須行きを楽しみにしています」とのメールがありました。
今年は、8月下旬になっても暑い日が続きました。でも、ご利用期間中にも「昼間はともかく、朝晩の凌ぎやすさは、格別です」とメールをいただきました。
ログキャビンの管理をお願いしている木戸さんとYさんは、共に海外生活20年の国際派。特段の「依頼」はしませんが、「安岡さん」その人であることをお伝えしておきました。
足がない「安岡さん」は、前回、タクシーであちらこちらを回ったことを聞いていましたので、両氏には依頼はなくとも「期待」はしていたのです。
初めのご利用の際も「とても上品な紳士」・「なにものか?」との印象だったとか。・・・私の期待以上にお二人は御主人ともども「安岡さん」を引っ張りまわしたようです。・・・節度をもって。
アメリカ・テネシー州のヴァンダービルト大学に留学されたことのある安岡さんは、Yさんの御主人が同じ大学で学んだ後輩にあたることもあって、楽しいひとときを過ごされたようです。
東京に戻られてから、お礼状と写真が届きました。
「又、是非伺わせていただきたい」との言葉を添えて。
お客様にご利用のお礼を言う立場の私に、その都度「感謝の気持ち」を伝えてくださることに、文壇の「安岡章太郎先生」ではない人間「安岡章太郎さん」を強く感じました。
私のログキャビンが、一流の方にも満足して頂ける「建物」であることに自信を深めるとともに、今後、この「建物」を少しでも多くの方々に紹介していくことを「商売」にできる喜びを感じています。