今年、初めての「日記」が今日になるとは・・・
空白の3か月の間に、個人的には、白内障と緑内障(アイステント)の手術を行い、21年の確定申告を終え、ムクナ豆の「種の取り出し作業」をほぼ終え、「認定農業者」の申請準備を終え、「食品衛生責任者講習会」を受講し、ムクナ豆の加工並びにコーヒー焙煎の届け出を新たに済ませました。
残る作業は、このHPの内容の更新と畑の準備です。
世界に目を向ければ、ロシア(プーチン個人かもしれません)によるウクライナという国家に対する侵略戦争の勃発です。今後、これを原因とする色々な悪影響が私たち個人にも及ぶと思われますが、ウクライナの人々の苦悩を思えば、受けて建つとの思いでいっぱいです。
一日も早く、ロシアが侵攻を止め、ウクライナの主権を尊重する合意がなされ、ウクライナ国民が安心して暮らせる生活が戻る事を願っています。
一方で、この戦争を目の当たりにして、他の地域で同じようなことが起こらないよう自身が心すべきとの思いが強くなりました。
グローバルがもてはやされ、いざという時に、自国のみでは生活が立ち行かなければ、「生きるための紛争」も十分に考えられます。過度の他国依存を改め、特に食料自給率を高めることが、国家を守る事になると思います。
私は、これまでも心掛けては来ましたが、日常使う物をMADE IN JAPANにします!!
今年も師走となり、この一年を振り返る事にしました。(少し早いですが)
貸別荘業が主たる収入源ですが、「農業」(ムクナ豆栽培・加工販売)やコーヒー焙煎豆やドリップパックの販売、ムクナきな粉入り黒糖カステラの販売も始めています。(コーヒーやカステラ販売は、HPに載せていませんが、かなり好評です)
貸別荘業(旅館業)は、コロナの影響をまともに受け、例年の7割の売り上げですが、昨年よりも3割増加していますので、それなりの健闘をしています。
運営する貸別荘3棟は全て、ゲーブルエンドのログハウスで、セルフまたはセミセルフで建てましたので、思い入れはとても強く、20年以上経過してもその存在感は増すばかりと自負しています。
とはいえ、経年劣化する屋根や木製建具(主に窓)、それに外壁塗装などは、3年かけて張替えたり、取り替えたり、塗装をし直したりしました。
まだまだコロナが収まりそうにありませんが、栃木県の補助を受け、各棟に「光触媒」を利用した除菌脱臭機を設置し、より安心してご利用いただけるよう整備しておりますので、特に「ファミリー・カップル用別荘」として、ご利用いただければ幸いです。
「健康寿命の延伸」や「衰退する農業に歯止めを掛けたい」との思いで始めたムクナ豆栽培・加工販売は、コロナ禍における「健康志向」の高まりと相まって、販売額が前年の2倍になっています。
更に、栽培を目指す方達(個人の農業者や農業法人・株式会社等)がとても増えていることに注目しています。私も沖縄(石垣島)から北海道(札幌)まで、多くの農家や企業に「種」をお送りしています。
ネット検索しても「ムクナ豆」で多くのサイトが表示されますし、ネット通販やメルカリなどでも出品されており、その急激な広がりを感じています。
しかし、一方で「ムクナ豆」をよく理解しないまま、販売している方もいられるようで、とても心配しています。「豆は売るけれど、よく分からないので、ネットで調べてから食べてください」などは、この豆が「高機能食物」で、食べ過ぎれば「害を及ぼす」事を認識していないと思わざるを得ません。
ムクナ豆(八升豆)には、L=do-pa というドーパミン(脳内神経伝達物質)の前駆物質が4%~4.5%含まれており、加熱処理しても2~3%程度含まれていると考えられます。そうであれば、焙煎したきな粉を3g食べれば、計算上60mg~90mgのL-do-pa を摂取することになります。
一方で、L-do-pa の1日当たりの最大摂取量は1g~1.5gと言われており、安全に食べていただくには、この事を認識しておく必要があります。
更に、3g食べても下痢をする方もおり、ご利用にあたっては、ご自分の体に合う摂取量をご自分で確認しながら探し当てることが必要だと思っています。
ムクナ豆を「食べたいけれど、食べ方が難しい」と思われる場合は、お気軽にお問合せ下さい。なお、今年生産の「新豆」は、昨年より1ケ月早く販売を始めました。また、焙煎きな粉も新豆を使用しておりますので、是非ご利用ください。
5月に貸別荘をご利用いただいた方が、私の生まれ育った横須賀で老舗の和菓子屋「西浦賀の精栄軒」の4代目店主だと判り、初対面でしたが、話が弾みました。この会話の中で、「将来、ムクナきな粉を使ったお菓子を作って販売したい」との私の希望が、この出会いの後、間をあけずに実現したのです。
6月から試作品の製造が始まり、12月までに10回、1700個のカステラ(個包装)を提供・販売してきました。
ふわふわ・もちもち・しっとりした「ムクナきな粉入り黒糖カステラ」をどうぞよろしくお願い致します。1つ200円(税別)で予約販売中です。
カステラとの相性の良い「自家焙煎(ハンドロースト)珈琲豆販売」と便利な「ドリップパック珈琲」(12g)の販売も目標額に達しました。
ハンドローストも1000回を超え、豆の種類ごとに適した焙煎度合いや、無限に広がる「ブレンド」の楽しさに浸っています。
小さな焙煎機から始まり、この1年は、400g(生豆重量)程度のサンプルロースターを使ってきましたが、出来上がりの豆が320gと、中途半端なため、900gまで煎れる新しいロースターを購入しました。
ハンドローストの魅力は、煎り具合を五感で感じながら、絶妙のタイミングで煎り止めるその面白さです。そして、それが予想通りの香りや味であれば、最高です!!
200gの袋詰めで800円から1000円。ドリップパックは12g入り150円から180円で販売しています。(全て予約販売です。炒りたてをお送りします)
豆は、ブラジル・コロンビア・マンデリン・エチオピア・タンザニア・ケニアをメインに、コスタリカ・エルサルバドル・ニカラグア・ホンジュラス・ラオス・パプアニューギニアなどを取りそろえています。プレミアム及びスペシャルティグレードです。
10月18日、那須地方に初霜がおりました。例年より3週間、昨年よりも2週間早い初霜です。
今回は気温が3℃と氷点下にならなかったため、ムクナ豆への影響はほとんどありませんでしたが、この週はいつ次の霜があってもおかしくない予報だったため、やむを得ず、八升豆の収穫作業を始めました。
第一圃場は2反の面積がありますが、ハウス2棟とトラクターなどの格納ハウスがあるため、実質1反6畝ほどで、幅2.2mX長さ33mX高さ1.9mの棚6個を設置しています。
その他に「トマト支柱」を使った棚が2つあり、これら全てで110株ほどが収穫対象株として成長しました。(20株ほど「根きり虫」の被害にあいました)
1日1列の作業で、収穫用コンテナ(幅50cmX奥行35cmX高さ30cm)約20杯分(約350Kg)となり、これを追熟・乾燥用のハウスに搬入します。
18日と19日は1人で作業を行い40杯ほどをハウスに搬入しましたが、これでは間に合わない(週末に次の霜予報がありました)と悟り、いつも応援してくれるKさんに手伝っていただく事にしました。さらに22日からはSさんの協力を得て、週末には圃場全ての熟成した豆約100杯分(1.7t程度)を収穫し終わり、さらにそのうちの9割ほどを干し終わりました。
幸いにも次の強い霜は24日の日曜日だったため、今年の豆は「冷害」に合わず、また、成熟も進んでいる状態で、植え付け株数を少なくした割に、収穫量は例年以上になると考えています。
第2圃場(1反)は、幅3mX長さ36mX高さ1.9mの棚4つを設置しており、株間4mで60株を植え付けましたが、こちらも生育は順調で、1株当たり収穫量は第1圃場のそれを上回り1株1.5Kg程度を予想しています。
こちらの圃場は、管理をファーマーズクリエイションの小国夫妻にお任せしていますが、私以上に丁寧な管理をしていただき、良い成績に繋がっています。
更に、自宅前の0圃場(2反)は現在、1反ほどを畑として整備していますが、幅3mX長さ20mX高さ1.8mの棚3つを設置し、FVB(フロリダベルベットビーン)の栽培を行っています。
那須地方では、八升豆の方が早生で、FVBは収穫対象まで熟した物が少なく、今後の霜予報を注視しながら収穫時期を決めたいと思っています。幸いにも3度の霜がありましたが、気温がマイナスになっていないため、「豆」への影響は認められません。
8月初旬のこの時期は、蔓が延び、葉は大きくなり、花の蕾が多く見られます。早い物は、既に花を落として「莢」になっています。
根に近い「房」には花が10個未満と少なく、「天井ネット」からぶら下がるものは30以上の花を付けるものまであります。
花が終わり、小さな莢になると、その先端部に花のカスが残ります。また、花が咲いて3日もすると少しの衝撃で花は落ちます。
カスを取り除き、落ちそうな花を手で払って莢にすることで、虫の発生を抑えることができるのです。
ネットに届かない蔓を誘引したり、花を隠す葉っぱを取り除いたり、この時期の地道な管理が、収穫の際の「成果」に繋がります。
昨年の9月以降、「ムクナ豆」(生豆)及び焙煎きな粉の販売が前年比200%ほどで推移しています。前年産生豆が初めて翌年に繰り越したことで、十分な供給量があると考えていましたが、6月中旬現在の在庫は100Kgを切っています。
特に生豆は、外見が良くそれなりの大きさの物を選別して販売してきましたが、ほとんど在庫がない状態の為、新規のお客様への販売は終了させていただきます。リピーターのお客様には、引き続き販売できるように努力しますが、外皮に傷があるものなどが混ざったり、八升豆のご希望でもFVB(フロリダベルベットビーン)のご購入をお願いするなどが予想されます。
ムクナ豆の存在を多くの方に知っていただき、より多くの方に食べていただきたいとの思いで、栽培から加工販売まで頑張っていますが、さらに栽培協力者を増やし、供給量を増やしていきたいと思います。