
日々の出来事を不定期で掲載しています。
2011年06月29日
55坪の大物が始まります!!
今回の震災で自宅が半壊したご近所のSさん。被災家屋の取り壊し・片付けが完了し敷地は更地になりました。
18日の土曜日にプランの最終打ち合わせを終え、NIINIKOSKIにCAD図面の作成を指示していました。一方、25日には現地で北西の角部に施主ご夫妻立会いの下、杭を入れました。
昨日、NIINIKOSKIから1回目の図面が送られてきましたので、建具の開口寸法や耐力壁の正確な幅、通しボルトの配置などを指示していきます。
また、現場に建物配置の縄を張り、地盤調査の依頼をします。
8月中旬の「契約締結」を目途に、延べ床面積180平方メートルを超える総2階建てログハウスの建築計画が実現に向けスタートします!!
2011年06月21日
無事完了しました
横須賀市のデッキ取替え工事は予定通り完了しました。

かなり傷んでいます

施主のYさんと親友のグンちゃん

幕板を取ると腐っている柱が・・・

柱は腐っていて引っ張ると抜けてしまいます

ラテス用の柱ですが防腐加工されていません

根太もボロボロです
既設デッキは壊してみると、思っていた以上に腐食が進んでいて、シロアリも巣食っていました。柱も板も木口は全て腐っており、ビスは全く効いていない状態でした。

柱を立てて、根太受けと根太を仮置き

デッキ板まで張ったところ
GLからデッキ床面までの距離が300mm程度しかないため、根太受けも根太も100mmx100mmの柱材を使用しました。束石は既設を使用しましたが、レベルが出ていないため、掘り起こして入れ直しをしました。根太受けは柱にコーチボルトで固定するとともに柱間にコンクリート板を置き、束を立て補強。
根太受けと根太はコーチボルトで締め付けました。以前は1m間隔の根太は500mmmピッチとしました。

ほぼ完成のデッキ。あとはラテスを付けるだけです

完成したY邸デッキ。テーブルはプレゼントしました
手すりと下部の幕板は50mmx125mm、上部は50mmx150mmを使用しました。デッキ材28mmx95mmを含め使用した材料は全て防腐剤を加圧注入したフィンランドパインで、実績では15年間メンテナンスフリーです。(ビスはもちろんステンレス使用です)
ちなみに、既設デッキの材料はSPFの2x4、2x6、ラテス用4x4、ウェスタンレッドシーダーのラテス。設置工事は2007年8月でした。
工事価格は取り壊し、廃材処分費用を含め29万円(税込)。友人ということで、出張費用や経費はサービスしましたので、本来はこの2割増しといったところです。
2011年06月12日
横須賀での「お仕事」
昨日ログキャビンにお泊りいただいたKさんご夫妻は山梨県からお越しになりました。「30坪くらいでセルフを考えているのですが、000万円くらいの予算で可能でしょうか」とお電話をいただいていました。
ご主人は「土木工事」が本職で、奥様も「建築関係」にお勤めだそうで、セルフビルドには「好条件」です。
「昨年からセルフビルドされている方がご近所にいますので、ご紹介します」と、お話していましたので、先ほど2時間ほどSHO邸にお邪魔しました。
お二人ともに某セルビルド体験をされているそうで、ご質問は「専門的」。SHOさんご夫妻とも初めて会ったという感じがしない和やか会話が弾みました。
今後の展開が楽しみです!!(SHOさんご夫妻!!いつのお邪魔してすみません!!ご協力に感謝!!)
さて、私はこれから横須賀市桜ケ丘のY邸デッキ取替え工事に出発します。・・・・7畳ほどですから、取り壊しに1日。制作に2日を予定しています。
那須と違い閑静な住宅街ですので、騒音や粉じんを極力抑えなければならないことがやりにくい点です。
親友のグンちゃんにお手伝いを依頼しましたので、2人で楽しい作業となりそうです。
一方、15日の夜は役所時代の同僚M氏の送別会に出席予定です。昨年はIさんの送別会があり、私も勤め上げていれば、来年が「対象者」でした。
我々の世代が次々と定年を迎え、現役を退いていくことが実感されます。(そういう年になったことを感じます)
2011年04月24日
観光地「那須」の現状
今日は朝から快晴。お日様が眩しく、清々しいスタートでした。我が家の長男柴犬の「ゴン」も6時には「おさんぽ!!」の催促が始まりました。
ゴンのベッドは私たち夫婦のベッドの隣に置いてありますので、ゴンの様子は見なくてもよくわかるのです。
窓からの木漏れ日が見えると「そっと起き上がり」、伸びをしてから「かちゃかちゃかちゃ」と我々のベッドの周りを1周します。
「無視」されると「くしゅん・くしゅん・くしゅん!」とくしゃみが出ます。さらに無視が続くと「く~ん、く~ん」と変わり、布団から出ている手足を「ぺろぺろ」・・・ここまで来ると起きないわけにはいきません。
毎日がこの繰り返しで始まります。
6時15分には家を出て、那須街道方向とは逆の方へ。お隣の「ロロ」を誘ってログキャビン彩の建つ別荘地へ向かうと思いきや、方向転換して帰宅の途に。
ロロのお宅で食事かと思ったら、スルーして自宅に戻りました。途中、野良犬状態の「黒」も合流したので、3匹でのにぎやかな朝食となりました。
ちょうど前方にご近所にお住いのKさんが見えましたので、携帯電話で「おはようございます!」とお話したら、100m前方から我が家まで戻ってこられ、30分ほど朝の「井戸端会議」が始まりました。
KさんはこのHPにもしばしば登場する「那須町の名士のお一人」。お菓子の製造販売・レストラン・日帰り温泉などを経営しています。
3月11日の地震で工場2階の天井や見学者用の大きな窓ガラスなどが一部壊れましたが、いち早く復旧し、今月初旬には営業を始めていました。
(私も閉店中に伺い、被災状況を見せてもらいました)
観光地那須を少しでも元気にするためには、店を閉めているわけにはいかないという、Kさんの心意気です。
しかし、数千人の食事は全てキャンセル、観光客の激減に従業員の自宅待機とその心労は計り知れないものがあったようです。
体調がすぐれず、朝の散歩も今日までお休みしていたそうです。でも、「会議」が終わるころには、いつもの笑顔のKさんがそこにいました。
ログハウス建築計画の事もあり、Kさんにはこれまで以上に「ばりばり」仕事をしていただなくてはなりません。
時間を見つけ、陣中見舞いに伺おうと思います。

昨日の大雨の中、玄関でお客様を迎えるピーこ

10日ほど前に卵を1個生みました

本日の早朝・・・気持ちの良い朝でした

朝のお散歩(ロロのお母さんと)

先ほど(24日午後5時過ぎ)育児放棄中のピーコと虹が・・
2011年04月11日
片付けと見積もり
4月3日午後、Sさんご夫妻と2回目の打ちわせを行いました。4つのプランを用意しましたが、その内の2つをお勧めしました。2時間余りの打ち合わせでしたが、キッチンの配置以外はとても気に入っていただき、そのプランを基に見積もりをお出しすることにしました。
見積もりを出すために、フィンランドのNIINIKOSKIに送る図面は各階平面図・各壁の納まり図・1・2階根太伏図・垂木伏図、それに部材一覧表です。
今回は窓と室内扉はアメリカ製を使いますので、すべてのサイズを書き出し、用途ごとに種類を決めました。
基礎工事はいつもお願いしている(有)高久工業さんに見積もり依頼を出しました。
これに、建築工事にかかる各工種ごとの金額を積算して「請負金額」を算定します。
現在作成中ですが、坪単価50万円を下回る金額に収めたいと思っています。(このところのユーロ高が気になります)
(今回は、地震による建て替え工事ということで、特別価格です)
無論、価格が安い=品質が悪い・・・ということはありません。
ログは115mmx178mmラミネートログ、根太は50mx150mm、垂木は45mmx195mm、野地板は19mmx95mm、天井板は15mmx120mm(軒裏天井板も)
床板は28mmx95mmなど、すべてフィンランド産欧州赤松を使用します。屋根は不燃アスファルトシングル、建具はマービンインテグリティー、天窓はVELUX。
天井裏と床下はスタイロフォーム50mmとグラスウール100mmを重ねて使用します。
昨日、4月10日9時から被災したS邸の太陽光発電用パネルの取り外しと、室内に散乱した物の片付けを行いました。パネルの取り外しは、木澤電設さんにお願いしました。
木澤さんにはこれまでログ建築に際して仮設電気の設置や繫ぎ込み、また、ログキャビンのエアコン取り換えやTVアンテナ設置などお願いしてきましたが、とても親切・丁寧な電気屋さんです。
今回も、高所作業車と2tダンプを持ってきてくれ、パネルの取り外しは無論、壊れた瓦はダンプに乗せ処分場に、屋根に残る瓦約1000枚を作業車を使って地上に下ろしてくれました
(落下して壊れた瓦は2tダンプ2台分ありました)
作業範囲をはるかに超えた大サービスです。「仕事」を超えた木澤さんの好意にSさんも紹介者である私も「感謝!!」
片づけ作業には昨年からセルフビルドされているSHOさんも参加してくれました。先日、伺った際「ボランティア参加をお願いします!!」と言ったところ、快く承諾いただきました。
あさ、9時から午後6時過ぎまで。本当にお疲れ様でした!!ありがとうございました!!